2月20日(火)2面 丘珠滑走路2000メートル延伸も視野 検討会議、小型ジェット通年化可能


 丘珠空港(札幌市東区)の利活用促進に向け、道と札幌市の検討会議がまとめた最終報告書の内容が明らかになりました。

 現行の1500メートルの滑走路では格安航空会社(LCC)就航などによる道外路線の拡大やジェット機の冬季就航に制約があるとし、滑走路を最大2千メートルに延ばす方針を盛り込んでいます。

 札幌市は新年度以降、学識経験者らの会議や市民アンケートで意見を聞き、実現の可能性を探るそうです。

 滑走路延伸では300メートル、または500メートル延ばす案を併記しています。300メートル延ばして1800メートルにすれば、現在は夏季のみ運航のフジドリームエアラインズ(FDA)の小型ジェット旅客機の主要機種などが通年運航できるとしています。

 500メートル延ばして2千メートル化する場合は就航可能機種がさらに増えるようです。

 ただ、実現に向けては、まだ紆余(うよ)曲折がありそうですね。