石屋製菓(札幌)は4月1日から、工場見学や菓子作り体験ができる観光施設「白い恋人パーク」(札幌市西区宮の沢)のリニューアル工事を始めます。外国人観光客を中心に入館者が増えているので、収容能力を高め、体験メニューを充実させるためです。工事期間中も一部施設を除いて営業を続け、来年6月に全面的にオープンします。
クッキー作りが体験できる「お菓子作り体験工房」を2倍の広さに広げ、観光客で混み合うことが多い1階の売店の面積も2倍にします。白い恋人の製造ラインの見学コースも一新し、他の菓子の製造過程も公開します。明治や昭和の懐かしの玩具コレクションを集めた展示スペース「昔の子供のおもちゃ箱」はカフェスペースに改修するそうです。
改装で将来のパークの有料入館者数を2016年度の約1.4倍の100万人に増やす目標を掲げています。石水創社長は「工場見学に物語性を持たせるように工夫し、今よりわくわく感があるチョコレートパークを目指したい」と話しています。
インバウンド(訪日外国人客)需要を取り込んでいけるかどうかが、今後の道内企業の成長を左右しそうです。
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